映画「バカ塗りの娘」 9月1日全国公開映画
●ストーリー
「私、漆続ける」その挑戦が家族と向き合うことを教えてくれた――青木家は津軽塗職人の父・清史郎と、スーパーで働きながら父の仕事を手伝う娘・美也子の二人暮らし。家族より仕事を優先し続けた清史郎に母は愛想を尽かせて出ていき、家業を継がないと決めた兄は自由に生きる道を選んだ。美也子は津軽塗に興味を持ちながらも父に継ぎたいことを堂々と言えず、不器用な清史郎は津軽塗で生きていくことは簡単じゃないと美也子を突き放す。それでも周囲の反対を押し切る美也子。その挑戦が、バラバラになった家族の気持ちを動かしていく――。
●クレジット
出演:堀田真由/坂東龍汰 宮田俊哉 片岡礼子 酒向 芳 松金よね子 篠井英介 鈴木正幸ジョナゴールド 王林/木野 花 坂本長利/小林 薫監督:鶴岡慧子脚本:鶴岡慧子、小嶋健作
原作:髙森美由紀「ジャパン・ディグニティ」(産業編集センター刊)
製作:「バカ塗りの娘」製作委員会
配給・宣伝:ハピネットファントム・スタジオ(C)2023「バカ塗りの娘」製作委員会
*詳しくはこちらをご覧ください。 映画『バカ塗りの娘』
漆塗りを題材にした、新作映画公開のお知らせ 日本が誇る伝統工芸・津軽塗が繋ぐ父娘の物語を描いた、映画『バカ塗りの娘』が9月1日全国で公開されます。
(※青森県では8月25日先行公開)
本作では、津軽塗職人の指導のもと、主人公・美也子役の堀田真由さんと、美也子の父・清史郎役の小林薫さんが実際に津軽塗に挑戦しています。
劇中、工房で塗りや研ぎの音だけが鳴り響き、静寂の中で清史郎と美也子が並んで漆塗りと向き合うシーンはとても印象的です。
この津軽塗の制作シーンは特別にこだわったという鶴岡監督は「津軽塗の制作シーンを省略しすぎてしまうと、津軽塗がものすごい数の工程を踏んで作られているものだということが伝わらなくなってしまう。ひとつひとつの工程をしつこく見せるぞ!という思いで撮りました。」と語っています。
漆塗りを愛す方々にこそぜひ観て頂きたい作品となっております。
特にこだわった津軽塗の制作シーンは、ぜひ劇場にてお楽しみください。
日本漆工協会の会員でもある青森県漆器協同組合さんが映画に関わられています。
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当協会は1948年(昭和23年)に設立されました。その5年後に社団法人となり、2014年(平成26年)に一般社団法人となりました。
精漆・生産・流通・漆工芸・愛好家など、漆に携わる様々な会員のお力を頂き、漆工界全般の振興・育成・発展に寄与することを目的として活動しております。
漆文化、漆技術に関わる方の制作発表の場として、「漆の伝統美」を広げ、育むことを目的とした展覧会です。
文徳天皇の第一皇子惟喬親王が、京都嵐山法輪寺に参籠され、本尊虚空蔵菩薩より漆の製法と漆塗りの技法を御伝授されて完成し、日本国中に広めたものという伝説があります。その参籠満願の日が11月13日といわれております。
昭和60年に、日本漆工協会はこの11月13日を「うるしの日」と制定いたしました。
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