理事長 玉 川 義 隆
当協会は1948年に設立されました。設立して5年後には社団法人となり、精漆・素材・生産・漆芸・流通・愛好家など、漆に携わる様々な会員の方々の参画を得て、漆工界全般の振興・育成・発展に寄与することを目的として活動してまいりました。
1985年に11月13日を「うるしの日」と制定し、1993年からは、明治神宮において「日本文化を担う・漆の美展」を開催し、2014年に一般社団法人の認可を受け、漆文化を社会に普及啓発する活動を続けています。
1948年から続く協会誌『日本漆工』は、通巻660号を発刊するに至っています。会員の皆様に毎年、無料配布するもので、漆工界の新しい話題や、会員の皆様の活動状況などをお伝えします。
漆は長い歴史に培われた日本の文化です。
今、その歴史の一端にある私共の使命は、漆文化を明日に繋ぎ、漆工の希いを後進に託すことにあります。当協会ではこれからの漆工界を担う学生を対象に「漆工奨学賞」を贈呈する他、卒業制作作品を協会機関誌に毎年掲載しています。
2017年現在で、大学・大学院、高等学校、研修所等、約20校を対象とし、漆芸を学ぶ学生を支援する活動を行っています。
年度 | 内容 |
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1948年 | 設立。中央区日本橋通2-2に事務所をおく。 会報誌の発行を開始。 |
1951年 | 漆祖虚空蔵菩薩祭を開催。以後、恒例行事として開催。 |
1952年 | 千代田区麹町1-5に事務所を移転。 |
1953年 | 社団法人の認可を受ける。 中央区日本橋通2-2に事務所を移転。 |
1955年 | 「漆工功労者」の授与開始 |
1956年 | 「漆工奨学賞」の授与開始。 |
1958年 | 千代田区神田鍛冶町1-1-4に事務所を移転。 |
1966年 | 「優秀漆工技術者」の授与開始。 |
1973年 | 千代田区外神田4-8-2に事務所を移転。 |
1976年 | 『現代日本漆工総覧』を発行。 |
1985年 | 11月13日を「うるしの日」に制定。 |
1988年 | 茨城県大子町にて「明治神宮うるしの森」植樹祭・記念碑除幕式を開催。 |
1990年 | 「徳川宗敬賞」の授与開始。 |
1993年 | 明治神宮にて「日本文化を担う漆の美展」を開催。 2017年で24回目を迎えた。 |
1994年 | 中央区八丁堀3-18-7に事務所を移転。 |
1998年 | 「中日漆藝交流展」を台湾新竹市にて開催。 |
2004年 | 「中日漆藝交流展在豊原」を台湾豊原市にて開催。 |
2005年 | 愛知県豊田市にて「漆苗木植樹祭」を開催。 「スペイン展(サラマンカ・トレド・バルセロナ)」を開催。 |
2006年 | 福島県北塩原村にて「漆の美展」を開催。 以降、6回に渡って開催。 |
2007年 | 北塩原村にて「漆苗木植樹祭」を開催。 文化財の維持等に必要な特用林産物供給支援事業として「漆に関する報告書」を発行。 |
2008年 | 「スペイン展(バルセロナ・マドリード)」を開催。 「カナダ展(モントリオール展)」を開催。 |
2011年 | 「第3回中日漆藝交流展」を台湾新竹市にて開催。 |
2014年 | 一般社団法人の認可を受ける。 |
2017年 | 横浜にて「漆の美展 IN YOKOHAMA」を開催。 |
東京都中央区八丁堀3-18-7 黒江屋八丁堀ビル6階
営団地下鉄・日比谷線「八丁堀駅」、JR京葉線「八丁堀駅」3番出口より徒歩1分